ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

ラーゲンペプチド」とし、二つの概念でコラーゲンペプチドをとらえることが重要がある。2内因性コラーゲンペプチド~コラーゲン代謝~コラーゲンは、骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞などが合成する。コラーゲンは翻訳後修飾を受け、プロリン残基およびリシン残基がそれぞれの水酸化酵素で水酸化される2)。その後、細胞外で、N末端およびC末端のプロペプチドが切断される。その後、コラーゲン分子内のリシン、水酸化リシン残基は、酵素的に脱アミノ化され、アルデヒド基となり、その後、非酵素的に分子間架橋を形成する。さらに、ピリジノリン架橋が形成され強固なコラーゲン繊維(成熟架橋)となる、最終的には、老化架橋と呼ばれるヒスチジノアラニン架橋が形成される3、4)。細胞外基質の成熟コラーゲンは最終的には近傍に存在する細胞により分解される。最も重要なコラーゲン分解酵素は、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)である。MMPは、複数知られており、産生細胞や基質特異性が異なる。MMP-1は、維芽細胞などが分泌し、I、II、III型コラーゲンなどを基質とする。MMP-2は、ほとんどの細胞が分泌し、ゼラチンの他、IV、V型コラーゲンなどを基質とする。MMP-8は、好中球が分泌し、I、II、III型コラーゲンなどを基質とする。MMP-9は、破骨細胞や結合組織の細胞が分泌し、ゼラチンの他III、IV、V型コラーゲンなども基質とする。MMPは、コラーゲンの特定の領域を切断する1)。また、カテプシンもコラーゲンのN末端非らせん部位を分解し、α鎖を解離した後、遊離アミノ酸レベルまで分解すると考えられているが、カテプシンは細胞内リソソームに存在しているので、生理的条件下での機能は不明な点が多い。具体的には、骨吸収に関与する破骨細胞は、酸を分泌することで石灰化した細胞外マトリックスを分解するとともに、MMP-9とカテプシンKを分泌しコラーゲンをも分解する5、6)。現在、血中や尿中に検出されるコラーゲン分解物やコラーゲンペプチドは、骨吸収(あるいは骨形成)のマーカーとして利用されている。しかし、分解・放出された内因性コラーゲンペプチドがオートクライン・パラクラインさらにエンドクライン的に直接細胞に影響をあたえる可能性も考えられる。-73-