ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

市販のコラーゲンペプチドの平均分子量は約1000-5000 daltonのものが多い。我々は平均分子量5000と1000の魚由来ペプチドを摂取した被験者の血漿中のHyp含量を測定したが、両者に有意な差は認められなかった(未発表データ)。しかし、最近分子量500以下の低分子コラーゲンペプチドが開発され、低分子型を摂取した場合は、従来のコラーゲンペプチドと異なる吸収パターンとなる事が報告されている。低分子コラーゲンペプチドで見られる異なる吸収パターンコラーゲンペプチドを摂取したヒトの末梢血中では、ペプチド型Hypと遊離のHypの比は1:3から1:1の間であった。しかし、ラットに投与した場合は1:10程度でありペプチド型の比がヒトと比べて著しく低いといわれている20)。一方、前述の様にラット・マウス等においてもコラーゲンペプチド摂取の効果が知られている。ヒト以外では速やかに他の代謝物に変換され、これらの代謝物が活性を持つか、または細胞に急速に取り込まれるのかもしれない。事実、14CでラベルしたProを含むPro-Hypをラットに投与した場合、ラットの組織にPro, Hyp, Pro-Hyp以外の14Cを持つ成分の存在が示されている21)。これらの問題の解決が今後必要になると考えている。3.ヒト血中のコラーゲンペプチド構造ジおよびトリペプチドを通過させることができるペプチドトランスポーターの中でプロトン共役型オリゴペプチド輸送体の一つであるPEPT1が小腸上皮細胞に発現していることは良く知られている。しかし、ジ・トリペプチドはトランスポーターを通過後速やかにペプチダーゼにより分解されると考えられていた。事実いくつかの外因性ペプチドをヒト血管に投与しても数分以内に消失することが報告されている22、23)。そのためコラーゲンペプチド摂取後にヒト抹消血に存在するHypペプチドはペプチダーゼに耐性の配列が含まれると考えられる。これらの問題を解決するために、食事由来のコラーゲンペプチドをヒト血漿中からの分離を試みた。ヒトの血漿にエタノールを終濃度で75%加えた上清を直接逆相HPLCに注入した場合、図4に示す様に、親水性画分に非常に多くの成分が溶出し、この中から食事由来ペプチドを分離するのは事実上不可能と思われた。そのため、サイズ排除(SEC)カラム(Superdex Peptide, GE HealthCare)によりオリゴペプチド画分を分取し、この画分を逆相HPLCで分画した。-61-