ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

ゼラチンまたはコラーゲンペプチドの経口摂取により骨密度の上昇7-9)、アキレス腱10)および皮膚中11)のコラーゲン繊維を太くすることが報告されている。明らかになったコラーゲンペプチドの生理活性機能これらの結果はゼラチンおよびコラーゲンペプチドの摂取がコラーゲン合成のためのアミノ酸源として以上の機能を持つ可能性を示している。しかし、その作用メカニズムは当初全く不明であった。これまでに多くの食品タンパク質由来のペプチドに経口摂取により有効な生理機能が生じることが知られている12、13)。そのため、食事由来のコラーゲンペプチドが、体内に吸収され生理機能を示す可能性が考えられる。そこで我々は食事由来のコラーゲンペプチドをヒトの末梢血中に検索した。その結果、数種類のコラーゲンペプチドの分離・同定に成功した。さらに、これらの血中に移行した食事由来コラーゲンペプチドは線維芽細胞等に対する生理作用を有する事が明らかとなってきた。本章ではヒトの血中に見出されたコラーゲンペプチドの構造・含量とその機能について最近の研究成果を報告する。2.ヒト末梢血中の食事由来コラーゲンペプチド含量に関する研究ヒトの抹消血中にコラーゲンペプチドが存在する事は、実は1960年代に報告されている。ゼラチンを多量に摂取したヒトの尿中にHypを含むペプチドの存在が報告されており、その成分としてPro-Hypが同定されている14)。しかしその後、このペプチドの消化・吸収に大きな意味を持つこの研究はほとんど忘れ去れていた。2005年に我々はコラーゲンペプチドを摂取したヒトボランティアの末梢血中の遊離型とペプチド型のヒドロキシプロリン(Hyp)含量を調べた。その結果、図1図1. 10 gのコラーゲンペプチド(ブタ皮由来)を摂取したヒトボランティアの末梢血中の遊離およびペプチド型ヒドロキシプロリン(Hyp)含量論文15から改作-59-