ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

がわかってきた。つまりプロリンやグリシンをいつも食べ物から補給するのは望ましいことなのである。もちろんほかのタンパク質を食べて補給してもよいのだが、プロリンとグリシンの両方をコラーゲンほど大量に含むタンパク質はない。したがってコラーゲンを摂取することは、コラーゲン合成の材料供給としても意味がありそうである。広がるコラーゲンペプチド研究の可能性最後にコラーゲンペプチド研究の未来について考えてみたい。コラーゲンペプチドの経口摂取の有効性を示す結果がいくつも得られては来たが、まだ十分とは言えない。さらなる臨床実験、エビデンスの蓄積が必要だと思う。効果の客観的な評価による大規模な試験が複数の研究機関で行われることが望ましい。また効果に個人差があるのはなぜか、原料の種によって違いがあるのか、コラーゲンペプチドの分子量による差異はあるかなども明らかにしてほしい。コラーゲン分子に中にあるクリプティックペプチドの解明もまだ十分ではなく、今後の研究課題である。クリプティックペプチドの研究が進めば、創薬や化粧品への応用が期待される。コラーゲンペプチドの経口摂取効果は現在のところ皮膚や関節に関する効果が主流であるが、私が大きな期待を持っているのが、動脈硬化などの血管病変に対する予防・抑制効果である。血管病変は心筋梗塞、脳梗塞などにつながるもので、まさに人に生死にかかわるものである。お肌のプルンプルンよりも大事だ…と男性の私は思ってしまう。さらにガン、認知症、肥満防止などにも効果がある可能性があると思う。人類は何万年もの間コラーゲンを食品として利用してきたわけだし、近年の臨床実験でもコラーゲンペプチドを摂取した際に、胃腸障害など軽度の副作用が見られる場合もあるが重篤な副作用は見られないと報告されている。つまり安心して長期間摂取することができる。これは医薬品にはないメリットである。高齢者の増加とともに医療費の増大が深刻な問題になっている。健康を維持し医療費を抑制するためにも、コラーゲンペプチドの持つ機能の全容が解明され、活用が進むことを願っている。-55-