ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

これらの臓器では前に述べたように加齢とともにコラーゲンが減少し、それが老化・老年病につながると考えられる。この結果はコラーゲンペプチドがコラーゲンの合成促進効果を持つことを示唆している。血管については、コラーゲンペプチドの摂取により血圧の上昇が抑制されるという報告や、動脈硬化の症状が改善されるという報告がある。血圧や動脈硬化にはたくさんの因子がかかわっているので、単純にコラーゲン合成促進効果によるといえない。コラーゲンペプチドの摂取により、血糖値が低下して、糖尿病が改善したという報告も出ている。また、爪や毛髪の状態も改善されたという論文もある。爪や毛髪の主成分はコラーゲンではないので、コラーゲン合成促進効果では説明できない。つまりコラーゲンペプチドの摂取には多様な効果がありそうである。コラーゲンペプチドを経口摂取した際にみられる効果はどのようなメカニズムで生まれるのだろうか?コラーゲンペプチドを摂取すると、胃や腸で分解されると考えられるが、すべてがアミノ酸にまで分解され体内に取り込まれるわけではない。かなりの部分が小ペプチド(アミノ酸が2個あるいは3個結合したもの)の形で吸収されることがわかってきた。腸壁には小ペプチドのトランスポーターがあって能率よく運び込まれるという。実際にコラーゲンペプチドを経口摂取後血液を調べると、小ペプチドが血中に大量に現れてくることもわかってきた。そしてコラーゲンペプチドが分解してできる小ペプチドには様々な生理活性を持つもがあることがわかってきた。これはこの10年間ぐらいの研究で得られた大きな成果である。なかでも注目されるのはプロリルヒドロキシプロリン(Pro-Hyp)というペプチドである。このペプチドが繊維芽細胞を刺激し増殖を促進するという研究成果が、京都府立大学の佐藤健司教授のグループの研究によって報告された。またコラーゲンペプチドを摂取すると、このペプチドが血中に大量に出現することも見出された。Pro-Hypという配列はコラーゲンにはたくさん存在する。しかしコラーゲン以外のタンパク質には実際上存在しない。したがってコラーゲンペプチドを摂取すればこのペプチドは大量に生成するが、他のタンパク質を摂取しても生成しない。つまり「他のタンパク質ではダメで、コラーゲン-53-