ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

を切断することも考えられる。またコラーゲンの代謝回転を速め、老化したコラーゲンを分解除去してしまうのも有効な方法であろう。実際これらの方法について様々な研究が進められている。コラーゲンの合成を促進する物質がいくつも見つかっている。たとえばアスコルビン酸、α―ケトグルタール酸などが合成促進作用をもつことが知られている。レチノイン酸は強いコラーゲン合成促進作用をもつのだが、同時に副作用がある。糖化を阻止する物質の探索も進められている。カルノシン、グルタチオンなどのペプチド、ピリドキシン、チアミンなどのビタミン類、尿素などが糖化反応を阻止する作用を持つことが知られている。老化架橋を切断するという試薬も開発され、臨床試験なども行われているが、実用化には至っていないようである。このようにさまざまなアンチエイジングの方法が模索されてはいるのだが、まだ決定的に有効な方法は見つかっていない。そこで注目されるのはコラーゲンペプチドの経口摂取である。「コラーゲン」を食べたり飲んだりすることは、いま大変人気がありブームになっている。正確には一般に食べたり飲んだりする「コラーゲン」のほとんどは、動物の体のコラーゲン繊維を可溶化・抽出したもので、もとのコラーゲン分子の長いペプチド鎖が断片化されてできたペプチドである。そこで以下の文ではこれをコラーゲンペプチドとよぶことにする。英語の論文では、通常“Collagen hydrolysate”(コラーゲン加水分解物)とよばれている。1990年代の半ば頃から、「コラーゲンペプチドを食べたり飲んだりするとお肌がプルンプルンになる」といった話がテレビや雑誌など、メディア等で盛んに報道されるようになった。コラーゲンペプチドの摂取によって、加齢のため減少する体内のコラーゲンを補充できるのだという。一方そうした報道に対して、有識者からは反発の声も上がった。「コラーゲンペプチドを摂取しても特別な効果があるはずがない」というのである。コラーゲンペプチドの経口摂取効果に対する根本的な疑問点は二つある。一つは「お肌がプルンプルンになった」というような記事があるが、ほとんどは体験談に過ぎすぎない。信頼できる科学的なエビデンスに乏しいという指摘である。-51-