ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

若いコラーゲン線維年をとったコラーゲン線維コラーゲン線維と架橋アンで分子の数か所を切断しても繊維は溶けないで残る。老化架橋の生成も皮膚が弾力性を失ったり血管が硬くなる原因の一つになるであろう。老化架橋のできる主な原因は糖化(グリケーション)と考えられている。糖化とは糖とタンパク質との間の非酵素的化学反応であり、さまざまなタンパク質でおこるのだが、代謝回転のおそいコラーゲンでは糖化の生成物が特に顕著に蓄積する。また血中の糖の濃度が高い糖尿病の患者では糖化がおこりやすい。糖化によってたくさんの種類の生成物(AGEとよばれる)が生成されてくる。AGEのいくつかは架橋物質で、なかでもグルコセパンというAGEがコラーゲンの主要な老化架橋らしい。糖化がコラーゲンの老化架橋をもたらしているAGEの中には架橋でないものもある。例えば、私たちは最近カルボキシメチルアルギニンという新しいAGEを単離し構造を決定した。面白いことにこの物質は他のタンパク質よりもコラーゲンにたくさんできるので、コラーゲンの老化のマーカーになる可能性がある。それでは老化を食い止めるにはどうしたらよいであろうか?量的な変化であるが、コラーゲン量が減ってしまうことに対しては、コラーゲンの合成を促進させるか、分解を抑制すればよい。質的な変化に対しては、糖化反応を阻止すればよいと思われる。可能であれば出来てしまった老化架橋-50-