ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

ページ
51/134

このページは コラーゲンペプチド・ファクトブック の電子ブックに掲載されている51ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

皮膚コラーゲン量の変化(Shuster et al, Br J Dematol, 1975, 93, 639のデータより作成)250200150100女性男性50020歳40歳60歳80歳それでは何故高齢になるとコラーゲンが減るのであろうか。それはコラーゲンの合成量が加齢とともに減るのが主な原因と考えられている。たとえば若年者に比べ高齢者の皮膚ではコラーゲンの合成量は著しく減少することが報告されている。一方、高齢になると質の変化もあらわれてくる。下図は私たちの昔の実験結果である。コラーゲンの繊維に臭化シアンというペプチド結合の特定の場所を切断する試薬を作用させると、若いコラーゲン繊維はほとんど全部溶けてしまう。ところが、年齢とともにコラーゲン繊維は溶けにくくなっていく。この結果は次のように説明することができる。模式図が示すように、コラーゲンの繊維は3本らせん構造の分子が規則的に会合して出来上がっている。分子と分子の間には、所々に架橋がかかっていて繊維は安定化される。若いコラーゲンの場合、この架橋は酵素反応によって生成され、定まった場所にのみできる。しかし歳をとると、多数の架橋がランダムに生成してくる。その結果、臭化シ100溶解率806040200020406080歳年齢ヒト腱コラーゲンの臭化シアン溶解性(Fujimoto, 1984)-49-