ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

コラーゲン研究の現在と未来―老化・抗老化をめぐって―東京農工大学名誉教授藤本大三郎高齢社会時代が到来し、老化や抗老化に対する関心が非常に高い。そこで、コラーゲン研究の現状と未来について、老化・抗老化を中心に私の考えをまとめてみた。コラーゲンは動物の体に存在するタンパク質である。人間ではあらゆる臓器に存在し、臓器の形をつくったり、支持したり、結合したりしている。特に多いのは、皮膚、骨、歯、腱、関節、血管の壁などである。そしてこれらコラーゲンを多く含む臓器は老化や老年病が顕著にあらわれる場でもある。例えば皮膚は歳をとるとたるんでくる。骨は歳をとると内部がスカスカになりもろく折れやすくなる。これが進行すると骨粗鬆症という病気になる。関節も歳とともに動きにくくなり痛みを覚えるようになる。これがひどくなると変形性関節症という病気になる。また、血管は歳をとると硬くなり、高血圧や動脈硬化がおこってくる。これらは脳血管障害や心筋梗塞など致命的な疾病の原因となる。それでは高齢になるとこれらの臓器ではコラーゲン自体にどのような変化がおきているのであろうか?加齢とともに減少するコラーゲン、70代ではおよそ半分にコラーゲンの変化には量的変化と質的変化が考えられる。まず量的変化である。コラーゲンの多い皮膚、骨、軟骨などの臓器では高齢になるとコラーゲン量がだんだんと減少することがわかってきた。その結果、皮膚は弾力性を失い、骨はもろくなると考えられる。たとえば、Shusterらによると、次の図のように皮膚の単位面積あたり(平方mm)のコラーゲン量(μg)は20歳を過ぎると男性も女性も年に1%ぐらいの割合でほぼ直線的に減少するという。20歳に比べると70歳ではおよそ半分になってしまう。-48-