ブックタイトルコラーゲンペプチド・ファクトブック

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概要

コラーゲンペプチド・ファクトブック

を用いて「プロリル‐ヒドロキシプロリン」の効果を検討したところ、「プロリル‐ヒドロキシプロリン」の添加により、マウスの軟骨前駆細胞に対する増殖促進は見られず、軟骨への分化のみが促進された。軟骨前駆細胞株の軟骨特異的なmRNAの発現量を調べたところ、幹細胞マーカーの減少と軟骨特異遺伝子の発現レベルの上昇がみられたことから遺伝子の発現レベルで軟骨前駆細胞の軟骨への分化が促進されていることが判明した。その結果、「プロリルヒドロキシプロリン」の作用機序は、タンパク質や酵素への影響ではなく、遺伝子の発現レベルで軟骨前駆細胞の軟骨への分化が促進されていることが確認された。同様の結果が軟骨加水分解物においても得られたが、他のペプチドには有意な効果が認められなかったことから、これは、コラーゲンペプチドに含まれる「プロリル‐ヒドロキシプロリン」の効果であると示唆される。図1【図1の説明】マウスの膝関節のCT画像である。Nが通常食。Cはリン過剰摂取のみ。CHはリン過剰摂取+コラーゲン加水分解物。Pro-Hypがリン過剰摂取+プロリル‐ヒドロキシプロリンである。矢印の部分が、Nが正常でCが異常である。CHとPro-HypはCと比較してNに近い状態であることがわかる。図2Relative staining area Relative MTT activity1.51.00.501.51.00.50MTTALPp=0.001p 0.0001BasicPeCHPro-Hyp【図2の説明】培養細胞の染色結果である。Basicは通常の培養液。Peは比較用にペプトンを添加した培養液。CHはコラーゲン加水分解物、Pro-Hypはプロリル‐ヒドロキシプロリンをそれぞれ添加したものである。Bは細胞の増殖数に変化がないことを示している。その結果、細胞の増殖にCHとPro-Hypが影響がないことと、CDEの結果における基本細胞数が同等であることを示している。Cは、軟骨が分泌する細胞外液であるグリコサミノグルカンを染めるAB染色の結果である。これにより、CHとPro-Hypの添加により細胞がグリコサミノグルカンの分泌量が有意に増加したことを示している。Dは軟骨細胞の前駆体の骨芽細胞のマーカーであるALP(アルカリフォスファターゼ)の活性を示したものである。CHとPro-Hypの添加により有意にALP活性が減少し、骨芽細胞の骨への分化、すなわち、軟骨前駆細胞の軟骨への分化が促進していることが示された。-111-